ホンムネくんニュース(古民家 七代)

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さよならシロアリくん。アフター?アナザー?ストーリー。怒涛の最終弾。

空を見上げると立派な積乱雲。夏だね~。若干、暑さに弱い冬生まれのてるです。ついに?ようやく?やっと?ここまで来ました。さよならシロアリくん。アフター?アナザー?ストーリー。怒涛の最終弾、行ってみましょう。

6月26日。夜中の3時に床に就き、一応、睡眠(仮眠?)もとれて、朝8時頃に起床。みんな寝むそう。でも、マサさんは朝から仕事だそうで、テッペイくんも仕事の準備で買い出しに。お疲れ様。話し足りない自分は、借りたお布団も片付けず、ダイちゃんと緑茶を飲みながら朝から濃いトーク。あきれられたりして。みんなも起きてきて、アベちゃんヤスエさんは一旦帰宅。そうこうしているうちにヤマザキさんが到着。テッペイくんも戻ってきたところで今日の作業の開始。

最後のひと部屋。いつも食事をしたり、お茶を飲んだり、語ったり、みんながお気に入りの縁側付きの8畳の座敷に取り掛かる。ひと仕事終えて、エンジンがあたたまっているヤマザキさんのスピードに若干遅れをとってしまう。畳を上げてみると床板が角釘で留められている。ヤマザキさんとテッペイくんが道具を使って手際よくはずしていく。さすが職人。
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あっという間にはずしていまい、1回目の塗装と土壌散布も終了。そして縁側でティータイム。前回、フタを開けられずおあずけになっていたヤマザキさん自家製のリンゴジャム(琥珀のしずく)をパンにつけていただく。透明な琥珀色で、ほのかな香りがしてとてもおいしい。

休暇に来たはずなのに、テッペイくんの誘いでシロアリくんプロジェクトに参加してくれたタケシくんの一言「癒される~」。まったく同感。ここに来ると自然に口走る言葉。けっこうキツイ作業のはずなのに、みんなどこかで癒されている。

そして最後の作業へ。1回目で束柱用の塗料がなくなってしまったので、2回目は土壌用の原液を塗り、床板と畳を戻して完了。みんな手慣れたもので、意外とあっけなく終わる。お昼まで時間があるので、床下に潜れない便所周りのシロアリ対策もすることに。草刈りをすると、湿っている場所なので大きな蚊が群れになって飛び出してきて、一瞬たじろぐ。飛び去ったところで土台と土壌に塗料を散布。これにてシロアリ対策は無事終了。

ヤマザキさんは午後から用事があって帰宅、テッペイくんはタケシくんを連れて陣場形山へ行くとのこと。少し寂しくなるけど、みんなほんとにお疲れ様。

戻ってきたヤスエさんとマサさんと残った仲間で大広間と神棚を掃除して、お昼御飯に。
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凛とした姿を取り戻したホンムネくん。身が引き締まる。
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さよならシロアリくんプロジェクトを終え、ダイちゃんに促されてエイコ隊長から一言。

「最初にシロアリを発見して絶望的になって、駆除業者からもらった高額の見積りに愕然としたところから、ここまで来ることができました。みんな、ほんとにありがとう。」

涙ながらの一言に、涙腺ゆるゆるの自分も思わずもらい泣き。ほんとによかったね。

きっと、大きな壁が目の前に現れて、それを乗り越えるのにつらかったろうし、不安だったろうし、勇気がいったと思う。一番近くに居たダイちゃん、エイコ隊長やホンムネくんを慕う、心強いみんなの存在があってここまで来られたと思う。

ややもすれば、個人主義、自分さえよければという考えに走ってしまう時代。ときどき自分も引きずり込まれそうになるいやな感覚。一人では楽しいことより辛いことが多く感じられるけど、仲間がいれば楽しいことは多くなり、辛いことは小さくなる。仲間や家族の大切さを改めて実感。

タロさんも合流したところで、午後はホンムネ家族ご自慢の畑へ。自分は初めてお邪魔するので、わくわくしながら向かう。到着してみて、みんなが自慢するわけを納得。どうよ!この景色!
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自分も自慢したくなってしまうほど。カボチャやトウモロコシを植えた畑、麦畑、果樹園、そして遠くまで広がる山並み。一気に疲れが吹き飛ぶ。立派な麦畑はヤスエさんが部長の麦部で作っているとのこと。ただいま部員募集中~!思わず入部したくなるでしょ。
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トウモロコシを植えた隣に大豆を蒔くお手伝い。みんなカッコいい~。
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土を少しどけて、2~3粒蒔いて、豆の2倍くらいの土をかぶせる。やってみると楽しい。大豆くん達です。かわいく見えてきます。立派に育ちますように。
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ダイちゃんお気に入りの雲をパチリ。ここはどこ。異国にテレポート?ではなく、まぎれもない、日本、ホンムネ畑の空です。自慢できる風土と一体になれる最高の幸せ。
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ここでタロさんは自分の田んぼの草刈りに向かう。タロさんの田んぼも素敵だとのこと。行ってみたいな~。そして、畑を後にして、みんなでチャオのカフェセラードへ。アイスカフェを頼んで待っていると、陣場形山から戻ってきたテッペイくんたちに遭遇。最高の景色だったらしい。そこも行ってみたいな~。行きたいところが山積みになっていく。

みんなで天竜河原に座って飲む。「シロアリ終わったぞー」とダイちゃんのオタケビ。寂しいけどそれぞれの想いを胸にそれぞれの日常に戻っていく。みんなほんとにお疲れさま。
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さよならシロアリくんプロジェクトを振り返ってみると、約62坪、畳にすると124畳分の広さを、トータル7日間、30人以上の人出を使い、畳を上げ、床板を外し、それを元に戻し、時には床下にもぐり、天然成分100%の塗料を塗ってきた。屋根の瓦も直したよな~。

ヤスエさんが言っていたように、自分でやってみないと大変さもおもしろさも分からない。虎穴に入らずんば虎児を得ず。確かにシロアリ駆除業者の見積金額も納得できる。それをマネーに頼らず、人任せにせず、自分たちでやれたことにこのプロジェクトの意義があったように思う。

ダイちゃんが言う「自分の中でまずヤルと決めて、頭で考えず身体から入っていく」という感覚はすごく大切。自分がホンムネ仲間に挽かれるのは、そういう感覚を与えてもらえるからかもしれない。それは、無邪気で前向きな子供のような好奇心を取り戻すことにもつながっていて、ホンムネくんに通うようになってから、自分の身の回りが、いい感じにザワツキ始めている。

見失いかけた光もはっきり見えてきた。自分が原点に立ち返れる場所として、ホンムネくんや仲間は欠かせない存在になっていて、そこに行き、仲間に会い、何かをしたくなってしまう。

はたから見れば、休日をつぶして自分の仕事以上にエネルギーを掛けているように映るかもしれないが、仕事で得られる対価以上のものを与えられていると自分は確信している。それはマネーでは買えない仲間とのつながりや自分を取り戻せる時間。

ここに集う仲間も、きっと何かしら与えられていると感じているのではないか。何を与えられるかは、その人の心のなかにある。

港区芝浦でジュリアナ東京のお立ち台が流行り、バブルのしっぽに違和感を抱いた学生時代、風土やまちづくりや地域おこしにのめり込んだときに出会った「ボランティア~もうひとつの情報社会」という金子郁容さんの本に

「与えることが、実は、与えられることだと実感できるとしたら、それは、その人にとって貴重な経験である。それまでは切り離されていた人々の間に、何かしらのつながりが成立したのだから。」

という印象深い一節がある。

現代は「与えて取る=give and take」を基本とする資本主義が主流だが、一方で「与えて与えられる=give and given 」というもうひとつの流れも存在する。これは車の両輪と同じで、社会にとって欠かせない流れだと思っている。

ホンムネくんには、まさにそんな空気が流れていて、わからないけれど何か答えがありそうで、それを求めて自分はここに通うのかもしれない。これから先も。

さよならシロアリくんストーリーはとりあえずこれにて終了(また復活したりして?)。みんなほんとにお疲れ様。そしてありがと~。

前にも書いたように、ホンムネくんを取り巻くストーリーはまだ始まったばかり。しかもノンフィクション。登場する人物、場所、時間も全て実在します。そこのあなた!次は、あなたの出番かもよ。

 さりげなくフレームアウトしたかったのに、ホンムネくんにカメラを忘れて、あわててフレームインしてしまった、おっちょこちょいのてるでした。

ながながすみません。
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by honmunekun | 2011-07-10 20:59 | ホンムネくん再生物語