ホンムネくんニュース(古民家 七代)

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「みそ部」誕生物語

永子です。

初仕込み、いい一日でした。
晴天にも恵まれて、今年も幸先のいいスタート♪
手伝ってくれたみんな、ありがとう。

*****

私が生まれて初めて味噌を仕込んだのは、29歳の冬。
「わー、こんな風に味噌ってできるんだ」と面白かった。
でも作業は結構大変。
1回で満足、と思った。

ところが10ヶ月後。
完成した味噌を一口味見したら
「何これー!」とびっくりするほど美味しかった。

自分で作った味噌が格別に美味しいのは、
じっくり味わう気持ちと、手作りの喜びがあるからかもしれない。
だからどこの有名な蔵の味噌よりも、手前味噌が一番おいしく感じてしまうのかも。
おいしいというより、いとおしい。←親バカ。

それ以来、また味噌を仕込みたくなった。
でも作業は一人じゃ大変。
友達を誘ってみよう、と声をかけたら
平日なのに10人も集まってびっくり。
わいわいガヤガヤ、大勢でやったら楽しい作業。
そしてみんなからはすごく喜ばれた。

「これだ!」と思った。

当時の私は自分探しのさすらい旅から戻り、
12年ぶりに実家に落ち着いたばかり。
これからは農家というフィールドや古民家(ホンムネくん)を生かして
農業や食べものを作る現場を紹介したい、と常々思っていた。

観光農業?
体験農業?
農家民宿?

色々難しく考えて足踏みしていたけれど、
こんな風にみんなで楽しむ場を作ればいいんだ!と嬉しくなった。

それが、大人の部活動「みそ部」の始まり。

*****

私は会社を辞めて立ち止まってから、見えたことが沢山あった。
「もっともっと」とスピードを上げる現代社会。
省けないはずの手間や時間を、
気付かず省いてしまっていることに気がついた。

植物が芽を出して実るまでの時間のように、味噌は熟成に半年以上かかる。
今は科学の力で3カ月で味噌ができるし、大豆も輸入すれば安く手に入る。

もっと早く。
もっと安く。

農家、メーカー、販売者、消費者。
がんばった分、みんなの幸せはどれだけ増えたのだろう?
このままで、この豊かな自然環境が続くのかな?
豊かさって何だろう?
そんなことも、あれこれと自分に問いかけながら。


小さくても、みんなの幸せが増える形を作りたいな。
小さな幸せの輪が、あちこちに増えるといいな。
おいしく、楽しく、ありがたく。

みそ部も今年で6年目。
どうやら私のライフワークです。
これからもずっと、おいしい味噌が食べらますように。
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by honmunekun | 2011-01-24 23:23 | ホンムネくんに思う